東電関連の仕事に従事している貧乏人の私は、無料の原発見学ツアーに参加する事にしました。 ××月××日東電がチャーターした観光バスに乗るべく新宿駅西口に集合したのですが、目にした物はスーツに身を固めたおっさんたちの集団だったのです。 期待はしてなかったとはいえ、女性の姿はガイドさん以外は無く、しかもバスは定員いっぱい、身動き取れないこのバスに、これから4時間以上も乗るかと思うと帰りたくなりました。しかも座った最後部の席は、山手線の7人掛けに、全て男が乗った状態なのです。 こんな辛い状態なので早く昼食場所の御前崎に着くことを願ったのですが、悲しい事に途中工事渋滞のため御前崎はパスされ、昼食は両端のおっさんに気を使いながら、無言で弁当を食べる羽目になりました。 バスに揺られて5時間、やっとたどり着いた浜岡原発は、何もない所に造られているのではなく、意外にも付近に住宅が有ったりするです。 (東海大地震が来た事を考えると私は住みたありません。) 到着後誰でも入れるテーマ館 (電力館みたいな所) を見学し、ガイドのおねーさんに連れられていよいよ発電所内部に入る事に。この先は写真で説明しましょう。 |
1 所内に入るための許可証、写真を撮るにも許可がいる。 |
2 内部に入るには金属探知器を通らなければならない。 | |
3 どういう訳か婆さんたちの団体がきてたりする。このバスは原子炉母屋まで連れて行ってくれる。 |
4 中央制御室の風景、慣れているのか見学者が来ても働く人たちは動揺したりしない。 | |
5 わざとらしく制御室の見学者が見やすい位置に飾って有った標語。社長を知ってもらいたいという事か。 |
6 胡蝶蘭と訳の分からないぬいぐるみ。いったい何を考えて置いて有るのだろう?このライオンらしきぬいぐるみは原発のキャラクターでは無いことは確かだ。 | |
7 このゴミ入れの張り紙を見て私が思ったのは、ここに見学に来る人たちは老人が多いと言うことだ。(場所が場所だけに怪しい)そうで無ければどう見てもゴミ箱しか見えない物に、くず籠などという張り紙をわざわざする事はしない。 |
8 タービン室は放射能が多そうだ。その事を物語るようにガラス越しにしか見られない。 | |
9 原子炉母屋に入るには、専用の靴下と靴に履き替えなければいけない。放射能を連れて外に出ないようにするための処置だ。 |
10 発電所内を案内してくれた陽気なガイドさん。首からぶる下げている物は放射能感知器。 | |
11 炉心の上に来たのに感動も何も無い。どこかの工場見学に来たのと同じだ。見学者がビビる演出がほしい。(青い足がまぬけ) |
12 今回一番興味が湧いたのがこれ。個人の下着がだめと言う事は専用の物が有ると言うことだ。放射能に侵されないよう、鉛で出来たパンツやパンティが有るのなら、はいてみたい。でもはきすぎるとイタイイタイ病にならないか心配だ。(鉛で出来ていると勝手に作者は思ってます。)この事は残念ながらガイドさんに聞き忘れた。 | |
13 退室時には必ず放射能チェックする。見学コースを歩く限り侵される事はないらしい。でも専用の靴などに履き替えさせらりたりする事を考えると、たまには汚染される事も有るのだろうか?。 |
あとがき 見学して感じたのは若い女性のガイドさんに連れられて廻ったせいか、全然危険な場所に行った気がしないのです。 (発電所側として安全な雰囲気を作り出す演出が有ると思われるし、実際に安全なのでしょう。) 一応、心して行ったのにこれでは面白くありません。たとえばチェルノブイリのパネルなどを展示し、見学者をビビらす演出が有れば面白いと思うし、印象に残ると思います。 それとガイドさんに本音をにいろいろ聞いてみたかったのですが、時間の都合上、出来なかった事が残念でした。 |
このツアーに興味の有る方は東電のホームページにアクセスしてみて下さい。 |
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